MA TESOL留学記 @University of Warwick

公立高校教員が1年間、イギリス大学院でTESOLを学ぶ記録

修士論文⑦IntroductionとConclusion

こんばんは。Yukiです

 

先日はロンドンにマンマミーアを見に行ってきました!笑いあり涙あり、とになくパワフルなミュージカルでした!(今までロンドンで見たのがレミゼとハリポタだったので、なおさら賑やかに感じました笑)

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地下鉄でこんなものも見つけました。こちらに来てからずっと見てるフレンズの施設ができたようです。

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ちなみにフレンズはこちらに来たときはシーズン3の途中くらいでしたが、今は2週目のシーズン6まで来てます!アメリカの文化理解を要するジョーク以外は字幕無しでも分かるようになりました!

こちらは帰国前にフレンズ好きな友人と行ってきます!

 

さて、今日は最初と最後のIntroductionとConclusionについて書きます

そういえばずっと私の研究内容を言ってなかったのですが、超ざっくり言うと、

「日本の高校の英語の先生って、文科省からは英語使えって言われて、でも大学入試指導のために日本語も使わざるを得なくてかわいそう。そのジレンマにいると教えるモチベ下がっちゃうかも。それはまずい。translanguagingっていう、複数言語使って柔軟に言語教育行おうよっていう概念見つけたけど、これなら日本の英語の先生をジレンマから救えて、生徒の英語力も上がって、みんなハッピーなのでは?」という研究です。

 

①Introduction

・Background

こちらは指導教官曰く、「日本の英語教育を何も知らない人に向けて研究が行われたところの背景を説明するところだ」と言われました。私は先に先行研究で日本の英語教育の最近の歴史?について書いていたので、そちらをこちらにコピペしたりして書きました。ただ、次のところが研究目的のため、スムーズな流れを作るために結局教員の言語使用やtranslanguagingの概念など、私の研究分野全般に軽く触れる必要がありました。

・Objective

こちらはもうズバッとリサーチクエスチョンを書きました。

・Analytical Approach

私が取った研究方法をざっくり書きました。私は教師8名と生徒99名へのアンケート、教師3名へのインタビューを行っています。

・Outline

こちらは論文の構成をざっくり書きました!

 

②Conclusion

・Contribution

こちらは研究で明らかにしたことを書きます!私の場合、「先生はジレンマを感じている」「文科省のことは意外と気にしてないけど、大学入試と自身の理想とのギャップで苦しんでいる」「モチベが下がってる先生もいるけど、逆に上がった先生もいた」「Translanguagingは教師はみんな好印象だったけど、生徒は割と意見が分かれた」みたいなことを書いていきました。

・Limitation

こちらは研究の限界を書くところです。例えば私の場合、「1校しか調査してない」「進学校だけ」「これがtranslanguagingです!っていう授業を教員も生徒も経験したことないから誤解してるかも」とか、ちょっと研究の弱いところを書きます

・Recommendation

こちらは上のlimitationを踏まえて、「次研究する人はここに気をつけて頑張ってくれ」みたいなことを書きます。あとは日本の英語教育に対する提言みたいなことも書いて締めとなります。

 

ここ2週間はまたひたすら文献を読みまくって先行研究や考察の部分を分厚くしているのですが、何か一度書き上げてから色々読むとまた違った解釈が出来たりして楽しいです。3ヶ月前に先行研究まとめのために読みまくってた時期はあまり自分の軸が無かったので、とにかく情報を得るために読んでいたのですが、今は自分なりの結論を持った上で読んでいるので、「これおれの調査と同じだ」「これ全然違うけど何で?」みたいな感じで読めます

そうしながら論文を修正してると、何か「自分の考えを研究結果に基づいて発表する」ということの快感をようやく感じ始めました。

この修士論文に取り組んできた約半年で、博士課程は大変そうだからちょっと私はいいかなと思ったし、研究者の方々の研究に傾ける情熱が正直理解できなかったのですが、ここ数日ちょっと分かるような気がしています(でもやっぱり博士は今のところは遠慮します…)