MA TESOL留学記 @University of Warwick

公立高校教員が1年間、イギリス大学院でTESOLを学ぶ記録

IELTS受験の記録②

こんばんは。Yukiです。

昨日は驚くことがありました。私のいとこは中学2年でとある私立の中高一貫校に通っており、昨日はそこの文化祭に遊びに行ったんです。そしたら大学の頃の先輩が英語科教員として働いていました…何たる偶然。

それにしても、校庭は人工芝、廊下にも体育館にもエアコンが入っており、とてもきれいな学校でした…。とりあえず夏は涼しいところで働きたいです。

 

さて、それではIELTSですね。

前回書くと言った言い訳を書きます!スピーキングの試験についてです。

私のスピーキングスコアは6だったのですが、正直5とかになる可能性もあったと思います…それくらい私もひどかったが、試験内容?もひどかったです。

スピーキングではいくつかパートに分かれており、最初は1問1答のように試験官の質問に答えるものから始まります。徐々に、「〇〇について、30秒で考えて90秒で話してください」と話す内容が長くなってきます。

私が言い訳したいのはスピーチの部分です。

私もIELTS初受験前に問題集を買っており、傾向は把握していました。このスピーチのパートでは、「小学生から英語教育を始めるべきか」「ギャップイヤーは必要か」「宇宙開発にお金をかけるべきか」などの、まあよくある質問をされると想定していました。

私も何年も教員をやっていたので、生徒の英検対策や国公立2次の英作文対策に付き合ってきた甲斐もあり、その手の質問には一瞬でそれっぽい答えを言える自信はありました。

ですが当日聞かれたのは

「日本のinterestingなmusicについて話して」

とのことでした。

未だに正解が分かりません。私はどう答えればよかったのでしょう。

「music ってことは、曲名ってよりも音楽のジャンルか?interestingって何?traditionalとかとは意味が違うのか?最近のJ-POPでもいいのか?でも日本語使うとIELTSは減点って噂を効いたし、日本語の曲名は出せないか。しかもinterestingな面を話せない。しかも日本て言われたからベートーヴェンとかは言えないし、かと言って日本の作曲家も知らないし…え?どうしよう」

と迷っている間に時間が来て、面接官にスピーチを開始するよう言われました。

そこで私が話したのは、カエルの歌です。

「カエルの歌はinterestingです。これは日本の伝統的な童謡ですが、歌詞もメロディーも非常に覚えやすいです。一度聞けばすぐに口ずさめるところが子どもにとっても覚えやすく、interestingだと思います。」

と一応それっぽいことは言ったのですが、もちろんこの内容では90秒持たず、

「うん、それで?まだ時間あるしもうちょい話せるよ?」

と言われてしまいましたが、私もどうすることもできず

「以上です…」

となり、次の質問に行きました。

その後もたぶん色々聞かれたんでしょうけど、私はさっきの質問を引きずり、しかも若干腹も立っててあまり記憶にありません笑

スピーキング前の3技能に手応えがあったこともあり、へこみましたね。

結果返ってきたら6だったのでよかったです。英語教員のプライドでOA7狙いたかったですが、もう受けたくありませんでした笑

 

テスト理論で有名なんですが、「その問題は測りたい能力を測れているか?」というのは大事なんですね。

例えばさっきの質問に私は答えられませんでしたが、英語力というよりは音楽について?の知識が足りないから答えられなかったのです。でも英語の試験なので、英語力が低いと判定されます。

他の人の話を聞いてると「鳥について話せ」とかって質問もあったようですし、IELTSのスピーキング問題は妥当性が怪しい気が…でもそういうお題に咄嗟に答える力も含めてグローバル人材が持つべき英語力だと言われれば納得です。

 

というわけで色々書いてたら長くなっちゃったので今日は以上です!